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【仕事は合戦?】武田八陣に学ぶチーム構成のコツ

公開日: : 最終更新日:2017/07/30 チームマネジメント, マネジメント ,

本日は少し変わった方向で記事を書こうと思い、チームとして活動する際に取れる戦略についてまとめてみました。

仕事は合戦である

提案活動・要件定義・打ち合わせetc

仕事をしているとチームとして活動する機会が多いと思いますが、そんな時に取れる戦略について日本史で有名な武田八陣を基に説明していきたいと思います。

武田八陣とは

戦国時代、武田信玄の軍師である山本勘助が「軍林宝鑑」にて、「諸葛孔明八陣の図」を工夫し、普通の人に理解できるように説明し直したものが武田八陣と言われています。さて、それではシチュエーション別にどのような陣形でチームを構成するべきか説明していきます。

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基本は魚鱗(ぎょりん)の陣

魚鱗(ぎょりん)の陣のポイントは、正面突破に強い陣形となっています。この陣の特徴は、消耗戦になっても次々と次の兵士(社員)を繰り出せることです。後方には大将(リーダー)が控えていますので、リーダーは後ろから指示を出します。もしも先頭の社員が敗れそうになった場合、その後ろの社員が後詰めとしてサポートします。上意下達が簡単で、かつ重厚なチーム作りができるため、大企業向けのもっとも基本的なチームの作り方と言えます。ただし、この陣の弱点は後方からの奇襲に弱いことで、大将(リーダー)が後ろから刺されてしまうとチーム自体が崩壊してしまうことになります。先頭の社員の負荷が高いため、新人のサポートをしっかりと中堅社員が行うことがポイントとなります。また、指示出し等により大将(リーダー)の負荷が大きいため、状況判断や指示出しをこまめに行う必要がありますが、大将の両脇にサポート役を設置してるため負荷軽減ができることが特徴となっています。

 

提案活動には鶴翼(かくよく)の陣

鶴翼(かくよく)の陣は明確に役割が分かれる二つの職種でチームが構成される時に取るべき陣となります。例で言うと、技術者と営業で完全に別れている場合等です。技術的な質問に関しては片方が質問を返し、契約面に関わる質問に返しては営業が返すことができるため、敵(顧客)を殲滅包囲することが可能となります。提案の初期段階などはこの陣で攻めることで、戦闘に勝利(顧客の納得を引き出す)ことができます。ただし、この陣は相手が多いと効果が少なく、また、大将が直接狙われて、質問攻めになりやすいというデメリットがあります。また、技術と営業の間で連携が取りにくいため、顧客の前で醜態を晒して完全敗北という結果になりやすいので注意してください。

 

ベンチャー起業は偃月(えんげつ)の陣

偃月(えんげつ)の陣の特徴は、前方に強力な大将(リーダー)を置き、中央突破することにあります。強力な実力を持つベンチャーの社長が練度の低い兵士(社員)を従えて提案する際に有効な人となります。デメリットとして、社員が育たないなどがあります。そのため、後方に配置する新人には背中をみて学べるようなモチベーションの高い能動的な社員を配置する必要があります。いつのまにか後方の新人やバイトが離脱(転職)してしまうなど、先頭のリーダーは気をつけないといけません。

 

外注を行う場合は蜂矢(ほうし)の陣

蜂矢(ほうし)の陣は魚鱗の陣をさらに特徴的に編成した陣となります。外注などでチーム単位で人を雇った場合に有用となる陣形となります。先頭部隊は激戦区となるため、崩壊した場合後ろの大将(リーダー)に影響がありますが、その場合は新たにチームを迎えることで補充をします。柔軟性がないため、状況の変化には弱いですが、比較的後方の対象(リーダー)の負荷は低いので、放置して任せる場合などに有効となるチーム構成となります。ただし、成果を出せるかどうかは外注した会社などに任せることになるため、優秀な外注先を雇うなど、考慮する必要があります。

 

現状維持の場合は方円(ほうえん)の陣

方円(ほうえん)の陣は特に状況が動かない場合に用いられる陣です。仕事というものは常に動くわけではありませんので、目前のタスクがない状況に陥ることがあります。そんな場合は、方円の陣で全方位へ警戒を行います。後方のリーダーは経営層などからの予想外の攻撃を警戒しつつ、前方や横方向(他リーム)の状況を伺います。現状維持をするための陣ですので、攻撃を仕掛ける場合に用いる陣とは言えません、状況が膠着している場合などに用いるチーム構成となります。当然、状況が動き出した場合は適切な陣形にて攻撃を仕掛けに行く必要があります。

 

敵陣突破は長蛇(ちょうだ)の陣

敵(顧客)が頑固で動かない場合に長蛇(ちょうだ)の陣が有効となります。一点突破を目指し、次々と兵士(社員)を突撃させます。敵が難攻不落な場合に有効となりますが、もしも見当違いの敵(顧客)、例えば決裁権の無い相手を攻略してしまった場合に失敗となりますので、気をつけなければなりません。また、横からの攻撃に弱いため、短期決戦のチーム構成と言えます。基本的には新人を先頭に配置し、鉄砲玉として利用後、徐々に後方のベテラン社員ななどに状況を任せて行くため、ファーストコンタクトを強いられる新人にはフットワークの軽さと鋼のメンタリティが求められます。

 

敵を包囲殲滅する場合は衡軛(こうやく)の陣

敵が少数の場合、衡軛(こうやく)の陣を用いることになります。常に複数人体制で相手を攻撃(提案)することにより、徐々に相手を包囲します。敵の後方を抑えられたらそれで勝負はつきます。敵の動きを把握しやすいため、相手が少数の場合は有効ですが、複数の場合はグダグダとなるため、注意が必要です。ただし、ツーマンセルで新人を育てやすいという特徴もありますので、戦力に余力がある大企業向けのチーム構成となります。

 

初めての相手には雁行(がんこう)の陣

相手の状態がわからない場合は、まずは雁行(がんこう)の陣で様子を見ます。大将(リーダー)は真ん中あたりに陣取り、時々を口を出します。後方に控える兵士(社員)は完全に後詰めとして控えるのみで、相手に威圧感を与えます。相手の規模や性格がわからない場合など、この陣を用いて様子を見ます。後方に不必要な兵士を配置している性格上、長期戦には向いてませんのでご注意ください。様子見とは言え、受注につながる可能性もあるので、先頭にはそこそこ経験豊富な中堅社員の配置が望ましいでしょう。

 

状況に応じて適切な陣形を

というわけで、チームの構成について陣形を基に説明しました。もちろん、状況によりどのようなチーム構成を取るかは変わりますが、あなたのチームでも取れる陣形があるかどうか、一度検討して見てください。

 

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