*

もはやカリギュラ効果は逆効果!?マーケティングで利用する際に気をつけるべき事

公開日: : 最終更新日:2015/12/21 マーケティング ,

ダメだと言われた事に限ってやってしまいたくなる。それはあなたが悪い子だからではありません。人間は本能的に禁止されるとかえって火がついてしまいます。これを心理学的にはカリギュラ効果と言います。

カリギュラ効果

広告や日常生活でも見た事あると思う、超有名なこの心理、しかし結構効いちゃうんですよね。人間ってのは禁止されるとやっぱりどうしてもしたくなっちゃうわけで。

「なら、全部カリギュラ効果を使おう! 何もかもを禁止にしてしまえば……」
と、そこまで極端な人はいないと思いますが、

「どんどん使おう!」

と思ってしまう人はいるかもしれません。
ですが、強力な薬に副作用があるように、そんなに上手い話はありません。

ですので、今回はこのカリギュラ効果を気軽に使うべきではない理由と、簡単にマーケティングへの活用法を説明していきたいと思います。

スポンサーリンク

カリギュラ効果の条件とは

まず、このカリギュラ効果、
あまり多用しすぎるとかえって逆効果になります
そもそも、多すぎる!

広告を見ても書いてあるし、有名になりすぎて色々なところに……正直、この心理を知ってる私からすれば、
「あーはいはい」
で終わってしまうのも事実。

つまり、このカリギュラ効果っていうのは、

相手にその意図を感じさせてしまうと逆効果になってしまう

よくセールスマーケティングなんかだと当たり前みたいに書かれているカリギュラ効果ですが、実はそれが当たり前すぎてユーザーが慣れてきてしまっている現状があります。例として以下の二つのキャッチコピーを見てみましょう。同じエリアに並んで貼ってあると仮定します。

・本気で儲けたい人以外は絶対に買わないで下さい。時間の無駄になります。
・儲けたい人は絶対に買ってください、損はさせません!

さて、どちらが魅力的な文章でしょうか? この二つだけを見ている限り、上の文章の方が魅力的ですよねぇ。確かにそうです。これが、

絶対に買わないで下さい!

だけだったらどうでしょうか?

「あ、はい……」

で終わってしまう場合が多いと思います。ですので、

「本気で儲けたい人以外は」絶対に買わないで下さい!

というのが巷にあふれています。こうする事で、
「お? これ俺向けじゃね……?」
となって興味がわいてきます。これ、実は心理学の世界ではカクテルパーティー効果と言い、さらに強烈な効果があります。
(カクテルパーティー効果についてはいずれ別の機会にでも)

ですが、下の二つの文が同じエリアに並んでいたらどうでしょうか?

・本気で儲けたい人以外は絶対に買わないで下さい。時間の無駄になります。
・儲けても良いと思う人以外は買わないで下さい。人生が味気なくなります。

さて、2つともカリギュラ効果を用いてますが、これを同時に目撃した人はどんな気持ちになるでしょうか?

「なんだか見ろ見ろって言ってるみたいで……」

うさんくささが増します。そして同じような文言を再び見たら、

「またかよ……」

という風に見る気力が一瞬で無くなってしまいます。これはなぜかと言いますと、

カリギュラ効果は深層心理に働く効果であるから

という事だと私は考えています。つまり、自分が

「おお? 気になるな……」

と純粋?に思っているうちはいいのですが、それに対して、

「うわ、買わせようとしてきてるなこいつ……」

と思ってしまっては逆効果になってしまいます!
これを、心理学の世界では「心理的リアクタンス」と言います。

心理的リアクタンス

選択をしたのは自分自身のはずなのにも関わらず、それが脅かされてしまった場合にその自由を回復しようとする心理

ざっっっくり言うとこうです。
自分がやろうとしてる事を、外部からやれと言われた際に、無意識にそれに反発してしまう事

例えば、勉強しようと机に向かったにも関わらず、親に勉強しろと言われてモチベーションを失う、といったような心理を指します。

カリギュラ効果を多用しすぎると、せっかく見ようとしてたのにも関わらず、見せる側の裏の意図を感じてしまい、逆に見たくなくなってしまうんですよねぇ。

結局、カリギュラ効果を用いれば、確かに見てくれる人も増える一方で、
使えば使う程効果が薄れていき、本来見てくれるはずの人も遠ざけてしまう
という可能性もあります。
う〜ん……諸刃の剣なんですねぇ

では、使わない方がいいのかと言うと、まったくそういうわけでもなく、
ようは相手にその意図を感じさせなければオッケー
という事です。

あくまでも、

「お、こいつ買わせようとしてやがるな! そうは行くか!」

と思わせなければいい、という事です。

 

対策「理由をくっつける」

儲けても自分の人生が変わらないと思う人以外は買わないで下さい、なぜなら、お金を手にする事が必ずしも幸せになるとは限らないのです。

このように、本来は逆である事を付け加える事で、買わない方がいい事に対する理由を説明します。
そうする事で、これを見た人の心理は

「俺は儲けても幸せになれるぞ!」

と思ってしまったらあら簡単。相手の買わせたいという意図が隠れてしまいますね。
この理由が納得できれば納得できる程、買わせたい心理が隠れてしまいます。
だからこそ、理由付けが納得のいかない場合は逆効果ですが……

 

 

というわけで、参考にアプリでどういう風に活用できるかを説明しましょう。

アプリ開発におけるカリギュラ効果の活用方法

まず、カリギュラ効果を入れられそうなポイントは4つあります。

1:アイコン
2:スクリーンショット
3:アプリの説明文
4:アプリの冒頭で表示

1:アイコン

は難しそうですね……あの少ないエリアでどう表現するかというと……没ですね

2:スクリーンショット

おそらく一番インパクトがあるでしょう。
ここに載せるってのはありかもしれませんね。
※AppleStoreはスクリーンショットの変更に申請が必要なので、もしやめたくなっても時間がかかる恐れがあります(2015年12月現在)

3:アプリの説明文

結構自由に変えられるこのエリア、せっかくだから冒頭に記載してみてもいいかもしれませんね。

例えば、

・時間が無い人以外は絶対にプレイしないで下さい。はまり過ぎてやめられなくなります(パズル)
・心臓の弱い方は絶対にプレイしないで下さい。(ホラー)
・社会人以外は絶対にプレイしないで下さい、成長に悪影響を及ぼす可能性があります(カジュアルゲー?)

とかとか。

もちろん、あまり煽りすぎて、中身が伴っていないとレビューに低い評価を書きこまれる可能性があるので、どの程度の煽りで行くのかは調整した方がいいでしょう。(もちろん嘘はダメです)

4:アプリ内で使う

う〜ん、正直導線としての効果しか期待してないので、無理にアプリ内にいれるのも……という気がしますが、上級者なら考えてみてもいいかもしれませんね(私は思いつきませんでした……)

まとめ

というわけで、どうだったでしょうか? カリギュラ効果は強烈な効果がありますが、あまり多用してもいけないというのが伝わったでしょうか?
つまり、
用法・用量には注意してお使い下さい
って事ですね。

では最後に、カリギュラ効果をなんとなく使ってしまって心理的リアクタンスが発生してそうな、よく無い例を見てみましょう。↓

カリギュラ効果を説明文に用いたガチャ現〜廃課金からの脱出〜

AppleStoreのガチャ現スクリーンショット

ええ、私のアプリです(汗)

というわけでカリギュラ効果を取り入れられそうかどうか、検討してみるのも面白いかも?

スポンサーリンク

コード左

コード左

関連記事

寝そべるぐでたま

単純接触効果だけじゃない?「ぐでたま」の人気の秘密

「ぐでたま」って知ってますか? 私も朝はTBS系の朝の情報番組の「あさチャン」を見ていたので存

記事を読む

モリモリサービス券の画像

日高屋のクーポンから読み取れる利益率を上げる秘密

そろそろ年末が近づいてきて、忙しくなって来ました。 夜は特に冷え込むようで、暖かいご飯やラ

記事を読む

桶に座る女性

風が吹けば桶屋が儲かるコンテンツマーケティングの基本

風が吹けば桶屋が儲かるコンテンツマーケティングの基本 久しぶりの更新になります。 フ

記事を読む

ゆとり世代を批判するタマ

ミレニアル世代60.7億人!今後のマーケティングを大胆予想

なんと、2025年には全世界の労働者の人口の75%がミレニアル世代になると言われています。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

麻婆豆腐
コンビニの麻婆豆腐を食べ比べてみた

では、今回は大手コンビニである ファミリーマート、セブンイレブン、ロ

会議の資料
【仕事術】情報の共有には紙やホワイトボードの方がいい場合もある

お久しぶりです。 今抱えている案件がひとまず落ち着いたので、久しぶり

オートミール
ダイエットの救世主!オートミールの美味しい食べ方について

今回は個人的に最強のダイエット食材であると思われるオートミールをいかに

諸葛亮孔明の出師の表から学ぶ、誰かを説得する文章のコツ

今回は諸葛亮が北伐(魏への遠征)に向かう際に、皇帝の劉禅に向けた書いた

大きく手を丸にして承諾するビジネスマン
日本人がつくづくイエスマンだと思う理由

今日はふとした疑問からひょんなことを思いついたので書いていきます。

→もっと見る

  • 当ページの管理人のShaneです。元コンサルタント。今はしがないフリーランス。アプリ開発をしながら人々の役に立つ駄文を垂れ流してます。
PAGE TOP ↑